赤痢アメーバ症
概要
赤痢アメーバ症とは、赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)という原虫よる感染症です。糞便中に排出されるため、感染経路は糞口感染となります。つまり、肛門を舐めたり、肛門に触れた手指で口に触れることによって感染が成立します。一方、不衛生な環境下では赤痢アメーバに汚染された水や食物も存在し、それを摂取することによっても感染は成立(経口感染)するため、この場合は性感染症ではありません。性感染症としては、MSM(Men who have Sex with Men:男性同性愛者)で流行しやすいことがわかっております。
潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)
2週間~数年
感染部位
大腸、肝臓、(稀に心臓、肺、脳、皮膚など)
症状
- 大腸→下痢、粘血便(イチゴゼリー状)、排便時下腹部痛などを数週間の間隔で寛解と増悪を繰り返す
- 肝臓→発熱、上腹部痛(特に右上)、大量の寝汗など。
検査
便検査(当院では出来ません)
治療
抗原虫薬の内服
料金表
検査
当院では検査はできません。
治療
- 抗原虫薬の内服(10日分)